> 2001/02/21 (水) 21:12:07 ◆ ▼ ◇ [mirai]> 俺が19歳の頃の話です。
> 高校は卒業していましたが、これといって定職にもつかず、
> 気が向いたら日雇いのバイトなどをしてブラブラしていました。
> その頃の遊び仲間は高校の時の友人グループがいくつかあり、
> その日もその内のひとつのグループの奴の家に集まり、だらだらと遊んでいました。
> そのグループの連中は、地元では結構有名な悪い奴らの集まりでした。
> 俺はケンカも弱いし、バイクも持っていなかったけど、
> そのグループのリーダーが幼馴染で家も超近かったため、たまに遊んでいました。
> 夜もふけてきたので、俺達は肝試しに行くことにしました。
> 皆幽霊なんて信じていなかったし怖がってもいませんでしたが、
> 行く途中女の子でもナンパできたら、連れて行こうぐらいの軽いノリでした。
> 一人がバンで来ていたのでそれに6人全員で乗り込み出発です。
> 幾つかある肝試しスポットのうち、一番近い所に向かいました。
> そこは山の中にある墓場で、頂上に向かって墓場が広がっています。
> 入り口に降り立ったとき、その墓場の一番上に何か白い影が見えました。
> よく見るとそれは2人の人間で、近付いてみるとまだ中学生ほどの少女でした。
> 髪は長くパサパサで、手入れをしている様子はなく、
> まるで人形の髪のようだと思ったのを今でも覚えています。
> 顔にも髪がかかり、表情は読めません。
> 顔のつくりは違いましたが、2人ともそっくりに見えました。
> 白く見えたのは、夏服のセーラー服姿だったからです。
> いったいどこから来たのでしょう。
> あの場所から出てくるには、車でもっと山の上まで登らなくてはならないはずです。
> なのに2人には連れがいる様子もありません。
> どんどん近付いてきます。
続き
参考:2001/02/21(水)21時05分24秒