2003/02/21 (金) 12:48:45        [mirai]
全球団が戦慄を覚え、警戒体勢を深めている茂雄の「暇潰しキャンプ行脚」だが、
この日はここまでセ・リーグで唯一、難を逃れていた阪神がついに被害を受けた。
ヤクルトの期待の左腕が次々と葬られ、霊感投手・松坂(西武)が控え相手にメッタ打ちを食らうなどの
各所で繰り広げられてる地獄絵図を何とか回避したい星野監督はこの日が茂雄の誕生日である事を嗅ぎ付けると、
「祝ってやるから、サッサと大人しく帰ってくれ」と言わんばかりに、花束と巨大バースディケーキをくれてやった。
しかし、このプレゼントに歓迎されていると勘違いした茂雄はせめてものお礼とグラウンド中を駆けずり回り、
多くの選手が訳の分からないアドバイスを受ける羽目に…。
この茂雄のいらぬ行動により案の定、不吉な展開が待ち受けていた。
まずムーアの投球を受けていた矢野が右膝を打撲し、紅白戦欠場を余儀なくされると、
その紅白戦で先発した井川の左太腿にアリアスの打球が直撃し、KO。
更に、TERUも足にボールを受けて、途中交代と、何かに取り憑かれたかの様に次々と打撲傷でのリタイアが続出。
こんな事なら遠回しではなく、ストレートに「来るな」と言うべきだったと星野監督は頭を抱えるばかりだった。