この耐熱タイルはテキサス州ダラスの西約500キロで発見された。公表されたタ イルの画像は2種類で、いずれも表面が激しく傷つけられたか、溶けたような状態で 損傷しており、一方にはオレンジ色の斑点が多数ある。通常の大気圏突入時の熱で は、これほどひどく傷むことはないという。 また事故調のディール委員は、打ち上げ翌日にコロンビアのすぐ近くを飛んでいた 物体(縦30センチ、横40センチ)について「位置関係や動きから見て、荷物室の 内部などから離れた可能性がある」と指摘した。これに対し、米航空宇宙局(NAS A)はこれまで「廃棄した水分が凍ったものではないか」との見方を示している。