④ 2003/03/01 (土) 21:05:54 ◆ ▼ ◇ [mirai]「・・・・き、貴様あ・・・・。」かすれた声で抵抗するジャイアン。
しかしもはや勝ち目はなかった。
「くくく。いい気味だね。調子に乗ってるやつをぶちのめすのは。」
そういってスネ夫は銃口を上からジャイアンに向けた。
「・・・・貴様・・・・何でこんな事を・・・・。」
声を振り絞るジャイアン。
「何で?ハハ。バカ言ってもらっちゃ困るなあ。もともとあんたはこうな
る運命だったのさあ!」
「・・・・!?」
「これからは僕の時代だよ。あんたのジャイアニズムとやらもここで終わ
りってこと。分ーかーるー?」
そういって地面に横たわるガキ大将を蹴りつける。
ジャイアンは痛みに声を上げた。
「さて、そろそろ消えてもらおうかな。くく。」
お約束の展開を告げるスネ夫。
ジャイアンの顔が青ざめた。
「ちょっ、ちょっと待ってくれ。・・・・まさか・・・・。」
「そのまさかだよ。あんたにはここで死んでもらう。」
スネ夫は冷たく言い放った。
「・・・・そんな。うう。」
「死ぬ前に言い残すことはあるかい?」マガジンの弾を確認してスネ夫は
銃を構えた。
「い、いやだ。・・・・許してくれえ。スネ夫お!」
「あらあら。今度は命乞いかい?」
スネ夫のニヤニヤがますます増した。
「頼むうう!許してええええ!お願いいいいい!」
ひざまずいてスネ夫を仰ぐジャイアン。
ジャイアン人生最大の屈辱。
しかしそんな彼の努力も空しく、冷酷な殺人マシーンと化したスネ夫は銃
の引き金を引いた。
「残念!また今度ねえ!ウヒャヒャヒャヒャ!」
ズガガガガガガガガ!
先ほどと同じ、機械的な音が響いた。