2003/03/01 (土) 21:05:54        [mirai]
「・・・・き、貴様あ・・・・。」かすれた声で抵抗するジャイアン。
  しかしもはや勝ち目はなかった。
  「くくく。いい気味だね。調子に乗ってるやつをぶちのめすのは。」
  そういってスネ夫は銃口を上からジャイアンに向けた。
  「・・・・貴様・・・・何でこんな事を・・・・。」
  声を振り絞るジャイアン。
  「何で?ハハ。バカ言ってもらっちゃ困るなあ。もともとあんたはこうな
る運命だったのさあ!」
  「・・・・!?」
  「これからは僕の時代だよ。あんたのジャイアニズムとやらもここで終わ
りってこと。分ーかーるー?」
  そういって地面に横たわるガキ大将を蹴りつける。
  ジャイアンは痛みに声を上げた。
  「さて、そろそろ消えてもらおうかな。くく。」
  お約束の展開を告げるスネ夫。
  ジャイアンの顔が青ざめた。
  「ちょっ、ちょっと待ってくれ。・・・・まさか・・・・。」
  「そのまさかだよ。あんたにはここで死んでもらう。」
  スネ夫は冷たく言い放った。
  「・・・・そんな。うう。」
  「死ぬ前に言い残すことはあるかい?」マガジンの弾を確認してスネ夫は
銃を構えた。
  「い、いやだ。・・・・許してくれえ。スネ夫お!」
  「あらあら。今度は命乞いかい?」
  スネ夫のニヤニヤがますます増した。
  「頼むうう!許してええええ!お願いいいいい!」
  ひざまずいてスネ夫を仰ぐジャイアン。
  ジャイアン人生最大の屈辱。
  しかしそんな彼の努力も空しく、冷酷な殺人マシーンと化したスネ夫は銃
の引き金を引いた。
  「残念!また今度ねえ!ウヒャヒャヒャヒャ!」
  ズガガガガガガガガ!
  先ほどと同じ、機械的な音が響いた。