2003/03/01 (土) 21:06:36        [mirai]
[午前0時37分]

  空き地には二つの死体が転がっていた。
  ジャイアンと出来杉。二人の若い命が奪われたのだ。
  スネ夫はその二つの死体を土管の中に収納してから、振り返ってのび太に
言った。
  「貴様もこうなりたいか?」
  のび太はIQが低いため、事の状況を理解しきれていない。
  「ニコチンとタールでミミズがあんな風になるなんてねえ。スネ夫。」
  ぼんやりしたまま言うのび太。
  「ちっ。・・・・この馬鹿。」スネ夫はもう相手にしないことにした。
  そして次のターゲットはしずかに決めた。
  実行は明日。
  とりあえず家に帰ることにしたスネ夫。
  「じゃ、俺は帰るからな。」
  のび太を置いたままスネ夫は空き地を出た。
  ぼんやり見送るのび太。目が純真無垢な少年のようだ。
  と、思ったら、ギラギラしてきた。
  そしてニヤリと笑う。
  「フフフ。俺がボケてると思ったら大間違いだぜえ!スネ夫お!」
  急に悪人面になるのび太。
  今までのはダミーだったのだ。