2003/03/10 (月) 04:45:54 ◆ ▼ ◇ [mirai]「や、やあ・・・」
消え入りそうな、甘えるような声。男に対してこんなにおびえる自分に驚く、いや、期待をしているのかもしれない。
必死に両手で胸を隠し、足をすり合わせた。
「威勢のいい凛花はどこに行ったんだろうな」
「凛花」と呼び捨てにされて鼓動が早まる。
(な、なんでこんなにドキドキするのよ。や、やだな・・・)
息がかかるほどに顔を近づけてじっと見つめてくる樹の顔をまともに見返すことが出来ず、顔をそむけたままだんまりを通した。
樹が片足を凛花の足の間に通した、不意を突かれた凛花は力を入れることなく足を開いてしまった。
閉じようとしても樹の足はびくともしない、ちゅるっと音がしたかと思うと全身に快感が突き抜けた。
「あん時見たとおり立派なモノ持ってるんだな。ほら、ペニス同士擦れて気持ちいいだろ?ほらほら」
ちゅるる、ちゅるちゅるちゅる
「あっ!や、やめてぇ・・・。こ、こんなの、んあ!」
樹は腰を動かす速度を速め、凛花も知らず知らずのうちに自ら樹のペニスに自分の肉棒を擦りつけていた。
うなじに息を吹きかけられ、舌が耳に侵入してきた。身体では求めているのに心が快楽を押さえていて、もどかしさがたまっていく。
「駄目か?駄目ならこれ以上はやんないし、強制はしない」
ペニスを擦りながら耳元で優しくささやく。なるだけ声を出さないようにこらえてはいるがどうしても無意識に身体が震える。
ちゅくちゅくちゅるるん
「ふっ、んっ、んっ、だっ・・て。ボク、なんか・・・ボクなんか・・・」
「可愛いよ、凛花。別に身体のことを気にすることなんかない。栞や春をみればわかるだろ、その人の魅力ってゆうのはそれぞれなんだ。
ま、俺はちんぽをもった凛花も好きだけどな・・・」
ハッと樹を見る。嘘をついているような瞳ではない。快感に流されていない意識を総動員してみても、少なくとも凛花にはそう見えた。
鼓動の速まりが収まらない、この数日樹を追い回していた間にできたつぼみは最初は単なる好奇心だけだったかもしれないが、
あのグラウンドの片隅で開きかけたのは、本当の心。
きゅっと目をつぶる。そして身体の力を抜いた。
「いいんだな・・・」
「・・・。まだ、わかんない・・・。でも・・・、でも、こういうものなのかな、って思えてきたの・・・」
樹の大きな手が頬を優しく撫でた。
「そうだな、あんま深く考えるなって。こういう場合は、ちょっとした積み重ねと、自分の感覚だよ。信じるのは」
「・・・う、うん。その、・・・あんまり痛くしないで・・・」
静かに頷いて口づけを交わす、深く舌を絡めて互いの感触を確かめた。
凛花の秘処はこれ以上ないくらいに濡れそぼっていて十分にほぐれていた。樹はねらいを定めてゆっくりと亀頭を押し進めた。
ずぶぶぶ
「いっ!痛い、いたぁい!」
「まだ先っぽも入ってないって。ちょっと痛いけど我慢しろよ」
凛花が腰を引いて逃げようとする、肩をつかんで無理に押さえた。
指くらいならすんなり入ってもさすがに樹のサイズだと亀頭を埋めるだけでも一苦労だった。
なんとか亀頭を埋めたが恐ろしくきつくてこれ以上進まない。しかも樹も痛い。
「いたい~!も、もおやめて~、しんじゃうよぉ」
「ちょ、ちょっと力を抜けって。きつすぎ・・・いだだだ!し、深呼吸しろ、凛花」
「う、う・・・ん。す~・・・は~・・・」
だんだんわずかに膣内がゆるみ始め、息を吐いて緊張がなくなるその隙に一気にペニスを押し込む。
途中、処女膜に当たったがここで止めても凛花の苦痛を長引かせるだけなので力任せに破った、
めりめりっとした感触、これで三度目になる。
「ひぐっ!~~~~くぅ・・・」
あまりの激痛に声にもならないようだった。樹の腕に血が滲むくらいに爪を立てる。
そしてようやく子宮口でペニスが止まった。しかし処女の締め付けはまだきつい。
「凛花、深呼吸しろよ」
「は、はひ・・・。くぅ~、んんん」
初めて感じる強烈な圧迫感に呼吸がちゃんと出来ていない、ペニスを動かさずに少しでもなじむまでしばらくじっとした。
栞の時も春の時も破瓜の瞬間は同じようなものだった。栞はこんな時でも性格上我慢しすぎて気を失ってしまった。
春はあまりの痛さに暴れたはずみで足が樹のみぞおちにクリティカルヒットして樹が苦しんだ。それを思い出すとまだましかも、と樹は思った。
凛花の呼吸が落ち着いて、膣内の締め付けもゆるんできた。
「凛花、動かすぞ」
「う、うん。ゆっくり・・・ね」
ずぶぶぶ
「ひぐぅ!やっぱりいた・・・いぃ!」