2003/03/10 (月) 17:54:17 ◆ ▼ ◇ [mirai]着物を着たときに一番困るのは、やっぱりトイレ。
着物を着ている間じゅうガマンしているわけにもいかないし、かといってうっ
かりしていると大事な着物を汚してしまいそう。
いざというときに困らないように、トイレのお作法はしっかりマスターしてお
きましょう。
振袖の場合
1. できるだけ、洋式のトイレを選ぶようにしましょう。
2. ハンカチなどをあごにはさんでおくと、うつむいたときにファンデーショ
ンが襟元についてしまうのを防ぐことができます。
3. まずは、長いそでを処理しましょう。
4. そでの真ん中あたりをつまんで、帯締めや帯にしっかりと挟み込みます。
5. このとき、洗濯バサミがあるときっちりと固定することができて便利で
す。
6. また、長いそでを体の前で軽くひと結びしておく、という方法もありま
す。
7. 次に、すその処理です。
8. 上から、上前、下前、長じゅばん、すそよけの順に持ち上げ、ずり落ちな
いように三枚を全部一緒にまとめて、しっかりと手で持っておくようにしま
しょう。一番下に着ているすそよけを風呂敷のようにして上のものを全部まと
めて包んで結んでしまう、というのも手です。
9. トイレから出るときは、きちんと裾や帯が元通りに戻せているか、しっか
りチェックしましょう。
※下着は、股上の浅いビキニタイプのものがよいでしょう。股上が深い下着
は、上から帯できつく押さえられてしまい、下ろすのが大変になってしまうこ
とがあります。
袴の場合
袴の場合も、手順は振袖の場合と変わりません。袴はスカート状になっている
ので、手順8の上前を持ち上げる前に、はじめに袴を持ち上げるようにします。