飛び込み自殺の現場というのは悲惨なもので、これをやると遺体は激しく損傷 してしまうという。ある男性が駅を通り過ぎる電車の前に飛び込んで自殺した のだが、そのときも手足がちぎれ、首が飛ぶ凄惨な状況になった。当然現場に 何人もの人がいて、その様子をおっかなびっくり見ていたのだが、突然、胴体 を離れてホームに転がっていた首が、かっと目を見開いて言った。「見世物じ ゃねぇぞ!」