天馬博士はそのロボットを息子のように愛しましたが、 やがて成長しないことに腹を立て、そのロボットをロボットサーカスに売り飛ばしてしまいます。 サーカスでアトムと名づけられたロボットは、そこで働かされていましたが、 新しく科学省長官になったお茶の水博士の努力で、 ロボットにも人権が認められるようになり、アトムはようやく自由の身となったのです。 アトムは、お茶の水博士によってつくられたロボットの両親といっしょに 郊外の家で暮らし、お茶の水小学校へ通うことになりました。 けれどもひとたび事件が起これば、アトムはその10万馬力のパワーで、 敢然と悪に立ち向かっていくのです。