2003/03/24 (月) 23:46:01        [mirai]
ふたりとも、まったく揃いの格好だった。
 学校指定の体操着。白地で左腕に校章が縫い付けられている。下は紺地のスパッ
ツで、白の線がアクセントだ。
 さくらのそのスパッツは、あるべき位置にはなかった。
 本来、腰を覆うべき布地は、膝を包み込んでいる。
 隠すもののない下半身は、座った知世の目の前だ。
 そして、雨後の竹の子のように突然にさくらに芽生えた肉茎を、緩く開いた知
世の唇が包み込んでいた。
 ちゅぷ、ちゅく、ちゅぷ。
 軽く目をつぶった知世は、熱心にさくらの肉茎をしゃぶり立てる。
「ん‥‥ふぅ‥‥んッ!」
 必死に口を両手で押さえ、声を殺すさくら。ひくひくと痙攣するような動きが、
もはや限界に近い事を表していた。
 知世は、それを察して往復のピッチを早める。
「ッ!!」
 ピッチを早めてからの往復が2桁に達した直後、さくらの腰がひときわ大きく
ひくついた。
 ごちん!
 仰け反った後頭部がドアを叩く。
 その刹那、知世の舌の根に熱い粘液が迸った。
 2度。3度。さくらのひくつきが収まるのを待ち、知世が自分の唾液ごと、さ
くらの吐液を飲み下した。