妖精は羨ましいお人だ。 男というのは、理屈ではなく、他人には話しても判ってもらえぬ生き様がある。 良かれ悪しかれ、男というのは己の生きたいようにしか生きていけんのだ。 それを黙ってさせてやる女房というのは、羨ましいと思う。