2003/04/02 (水) 00:51:23        [mirai]
電話した。

六回コールして、怖くなって切った。
10分後に鳴った携帯を握り締めて叫んだよ、
「うわ、どうしようどうしよう、ギャー」。
自分から電話掛けといて、いざ勝負になると引け腰なのが私なんです。
鳴る電話見つめながら、
自室に駆け込むもその頃には着信音は切れてしまってた。
すぐに掛けなおして第一声、
「ほんとに度々、お手数おかけしてすみません(爆)」。

今電話して大丈夫なのか確認をとった後、私は凍りつく。
緊張のあまり言葉がでない。
そんな私を、いつもあの人は気長?に待つ。
だからいつも沈黙になる。

沈黙を切ったのは、私の感情的言葉たち。
「卒業して、もう会えなくなるでしょ。それが淋しくって‥」
なに言ってるのみたいにあの人は笑った。
「いや、会えるでしょう」
サークルくれば会えるよ、俺も行くし、君も来てくれればさ、
S村もI先輩もOBで来るでしょ。
そう、まるで駄々こねる子供に噛み下して言い聞かせるように言った。
その口調に温かさを感じて、私の甘え心が刺激された。

調子付いた私は一歩踏み出す。
「色々あったけどさ、卒業する前に一度話そうって思ってたんだ。
Tに聞きたい事もあったし。だけど勇気がなくて言えなかったから。」
私は最大級の勇気を振り絞った。
「もし良かったらなんだけど、四月に一度会ってもらえないかな?」
この瞬間、恐怖と不安と熱情が極地に達した。