2003/04/04 (金) 20:29:25 ◆ ▼ ◇ [mirai] まず、前回の死海文書がクムラン独自のテキストであるということで紹介しましたが、
どうも、ゼーレの連中が奉じているのは一緒に発見された偽典、外典のように思えて
きました。外典はカトリック向けの聖書に組み込まれているものがあります。偽典、
外典だけだと、教文館から「聖書外典偽典」という本が出ています。そちらを調べた
方がいいように思えてきました。
問題はロンギヌスの槍です。これはあの御子イエスの脇腹から心臓を貫いたときに
用いられた槍で、これを百人隊長ロンギヌスが行ったことからこの名があると伝えら
れてます。
この槍には「この槍を求め、槍の秘密を解いたものは、それが善であれ悪であれ世
界の運命を手中にできる」という伝説があります。あのヒトラーもこの槍の所有者の
一人でした。
ですが、伝説の枝葉末節を取り払うと一つの仮説が見えてきます。槍は四大の照応
に従うと火の元素に対応します。また、槍は「神に似たるもの」ミカエルの武器でも
あります。ミカエルは南の方角に照応した天使であり、これまた火の天使です。カバ
ラにおいては八番目のセフィラ「ホド(栄光)」に照応し、知恵の星たる水星がこれ
に割り当てられます。そして、心臓は「ティファレト(美、あるいは調和)」に照応
します。そして、カバラの命の樹を人体に照応させるとホドは右脇腹と重なります。
太陽と不死鳥に象徴される生命の秘密に火と知恵を持って至る為の鍵。それがロン
ギヌスの槍の意味ではないかと邪推します。
忘れましたが、「ティファレト」に照応する天使はラファエル、風に対応します。
火ではないのかと思うでしょうが太陽は火と風の源でもあるのです。そして、風は息
吹というラテン語を通して、魂という言葉に対応するのです。また四大元素の最高位
に属します。
エヴァ邪推委員会 No.00023 OKARUTARO