一人の人間ごときが、その手に受け留められる水の量はたかが知れている。 しかし、より多くの水を受け留める方法などはいくらでもある。 必要ならば、だが。 必要なのに、溢れるのがわかっていながら何もしないのは馬鹿げている。 最近はそんな人間が多すぎる。