2003/05/04 (日) 04:17:35 ◆ ▼ ◇ [mirai]ここは偽六道神士の精神世界。
「・・・なんか空から降ってきたような気が・・・それからえ~っと・・」
「我々はまだ死んだわけではない。」
「おまえは・・・竜六道神士。」
「決闘広場の一部がガレキとなって崩れ落ちてきたが、
我らの能力を開放すればしのぐことはたやすい。
もっとも、慣れない力を急に使ったりしたから
今しばらくは眠りにつかなければならないが・・・。」
「そうかお前たちのおかげで。」
「それはいいとして、
私が出てきたのにはそれなりの理由がある。」
「理由?・・・」
「萌六道神士のことについてだ。」
「ああ、あの暴走バカのことか。なんだ?」
「このまま彼を残しておいたら
いつの日か我々が進化するときの障害となる可能性がある。
そこでどうだろう。
萌六道神士の精神を永久封印、あるいは完全抹消するというのは?」
「封印とか抹消とかずいぶん物騒だな、おいおい。
確かに、やつに勝手にシナリオを書き換えられたりするのは腹が立つが
何もそこまでしなくても・・・ってゆうか我々が進化とかってなんだよ??・・」
「・・・君が萌六道神士から教えられたことは事実だが、
その結末はひとつとは限らない。
そもそも我々は・・」
「その話はまた後にしよう。
萌六道神士をどうするかだが。
だいたい・・消したりして俺たち他の人格に影響が出たりとかしないのか?」
「それは大丈夫なはずだ。
戦闘能力のない彼は来るべき時に必要になるとは思えないしな。」
「しっかし・・・それでも消すことは・・」
「そうそう、君のシナリオは書き換えられたままだったな。
おまけにロックされてしまい変更不可。
これが原稿だ。」
「そうなんだよ、まったく・・。
そこまでして今回奴がやろうとしたことは一体・・・・・」
「わたくし六道神士は、魔女っ娘フィリスたんと
ハァハァすることを許可します。」
┏━━┓
┃六道┃
┃神士┃
┗━━┛
「・・・。
よし、殺す!!」
「そうか、殺る気になってくれたか。
それでは他のみんなも集めるとしよう。」
そう言って偽六道神士の前からいなくなる竜六道神士。
「さらに勝手なことしやがって!
なんとしても俺の力でねじ曲げなければ。」