2000/11/10 (金) 02:00:10 ◆ ▼ ◇ [mirai]宇宙世紀0079 1月3日
スペースコロニーサイド3はジオン公国を名乗り、地球連邦政府に対し宣戦を布告。
ジオン公国は巨大人型兵器モビルスーツを戦いに投入し、物量で勝る連邦を圧倒する。
開戦よりわずか40時間で3つのサイドは壊滅し28億もの命が失われた。
だがこの凄惨な殺戮劇も、ジオンの真の目的の前では単なる序曲でしかなかったのである。
ギレン「これは、愚劣なる地球市民に対する裁きの鉄鎚である!
神の放ったメギドの慈に、必ずや彼等は屈するであろう!!」
ジオンは空前絶後の計画を実行に移した。
スペースコロニーを巨大な弾頭に見たて、地上に落下させようと言うのだ。
目標は南米、連邦軍本部・ジャブロー。
落下するコロニーは連邦の必死の抵抗に合い、大気圏突入後に崩壊。
大きくコースを外れてしまう。
ジオンは作戦の失敗を挽回すべくサイド5ルウムに進撃を開始、
一方連邦はレビル将軍率いる宇宙艦隊をルナツーから発進させた。
レビル「地球の命運はこの一戦にかかっている。諸君等の健闘に期待する」
ドズル「連邦めが・・・えらく動きがいいな、指揮官はレビルか。モビルスーツ隊を発進させろ!!」
両軍の戦力比は3対1。
圧倒的に連邦軍が上回っていた。
しかし、この戦いはジオンの圧倒的勝利によって終結する。
モビルスーツの威力の前に連邦艦隊はただなすすべもなく撃破されていく・・・
連邦軍の旗艦アナンケもまた激しい戦闘により大破し、脱出を試みた
レビル将軍もジオンの捕虜となってしまうのだった。
ジオン政府はルウムでの華々しい戦果を武器に、連邦政府に対し休戦条約の締結を申し入れる。
敗北を喫し疲弊した連邦にとってそれを断る気力はもう無かったかに見えた・・・
宇宙都市サイド3はルウムでの勝利に色めき立っていた。
地球から遠く離れ過酷な生活を余儀なくされていたスペースノイド達にとって
連邦に対する勝利は特別な意味をもっていた。
ギレン「我等優秀なるジオン国国民の前にあっては、数に勝る連邦ですら
烏合の衆にすぎないのでのである!!」
南極での休戦条約交渉を前に行われたこの演説で、
ジオンの人々はこの戦争の勝利を確信していた。
しかしその確信は最悪の形で裏切られることになる。
今まさに条約調印がなされようとしたときレビル奪還されるとの報がジオン本土を駆け巡った。
そしてジオンの内情を見取ったレビルによってジオンが連邦以上に疲れていることが暴露されてしまう。
結局この日は軍事条約の締結のみにとどまり戦いは継続していくことになるのである。
この事態に対しギレン・ザビはかねてより進めていた地球侵攻作戦を実行に移す。
今戦いは新たな局面を迎えようとしていた・・・