2003/05/26 (月) 22:15:42        [mirai]
美紗緒は、砂沙美のお見舞いに行った。
ロビーに立っている砂沙美を見つけた。砂沙美は、ひとりで何かをつぶやいていた。
「砂沙美ちゃん、誰と話しているの?」
「え、ユウギちゃんだよ。そこにいるじゃない?」
砂沙美は空間の一点を指し、同意を求めた。美紗緒は、ちょこんと会釈をした。
砂沙美はとても満たされた笑顔をしていた。だあ美紗緒は、
その微笑みに幸せと正反対のものを感じていた。