ふたりは、動物園に出かけた。 丘を歩きながら、砂沙美はうたを歌った: くるくる 朝 日がのぼる くるくるって 日が沈む 時計がくるくる回るから みんなのいうこと わからないの 目がまわりそう くーるくる、、、 「あっ、この花、おいしそう、食べちゃおう、なんて。うふふ」 「どうぞ。」 「楽しいね、美紗緒ちゃん。美紗緒ちゃんは楽しい?」 「ええ。」 (いま、あなたは、ほんとうにいいことだけをしているのよ。ほんとうに、、、)