スイス人の老夫婦が香港に休暇で出かけた。愛犬のプードルも一緒だった。 街中を歩き回り、お腹のすいた夫婦は、路地裏の中華料理屋に入り、プードル を主人に渡して、「この子(犬)にも何か食べさせてやってくれ」と頼んだ。 残念ながらこの料理店主はその指示を完全に理解することができず、「犬」と 「食べる」だけ頭に入れて厨房に去って行った。 四十分後、その主人がテーブルに持ってきたディナー皿の上には、こんもり置かれた ご飯の上に、愛犬のプードルのローストがブロッコリ、筍などと一緒に料理されて 乗っていた。 この話はチューリッヒの新聞に実際掲載されたものである。