2001/03/12 (月) 23:54:40        [mirai]
連続ぁゃιぃ小説「お母さん ごめんね」
第一話「事件はある日突然に」

「なんだよ またピーマン入ってるじゃないか いれるなって
 言っただろ いい加減にしろよ」
「…まーくん 野菜も食べないと栄養が偏っちゃうから体に
 良くないわよ ほら、ね ちょっとだけでいいから…」
「うるせえよ 無理して野菜食う方がよっぽど体に悪いよ
 やっぱりお母さんは漏れのこと嫌いなんだろ 漏れに嫌がらせ
 してるんだろ だったらもうご飯要らないよ」
と叫ぶと雅史は立ちあがると台所を出て「もうこんな家出てって
やるからな」と言い残し外へと走り出していった。
「ちょっと言いすぎたかしら…」母節子は少し後悔しつつも、
「…でも、あとでまーくんの好きなプリン出してあげれば機嫌も
なおるわよね お腹がへればすぐに帰ってくるだろうし…」と思っていた。

しかし、その日何時になっても雅史は帰ってこなかった。