連続ぁゃιぃ小説「お母さん ごめんね」 第一話「事件はある日突然に」 「なんだよ またピーマン入ってるじゃないか いれるなって 言っただろ いい加減にしろよ」 「…まーくん 野菜も食べないと栄養が偏っちゃうから体に 良くないわよ ほら、ね ちょっとだけでいいから…」 「うるせえよ 無理して野菜食う方がよっぽど体に悪いよ やっぱりお母さんは漏れのこと嫌いなんだろ 漏れに嫌がらせ してるんだろ だったらもうご飯要らないよ」 と叫ぶと雅史は立ちあがると台所を出て「もうこんな家出てって やるからな」と言い残し外へと走り出していった。 「ちょっと言いすぎたかしら…」母節子は少し後悔しつつも、 「…でも、あとでまーくんの好きなプリン出してあげれば機嫌も なおるわよね お腹がへればすぐに帰ってくるだろうし…」と思っていた。 しかし、その日何時になっても雅史は帰ってこなかった。