2001年9月。 厚生省は国勢調査で全国のホームレスの数を発表した。 その数―――24090人。 だが、それは確実に過小評価であろう。 政府の目の届かない闇の中に。彼等は、いる。今私たちが住んでいる、すぐそこにも。 彼等はいるのだ。 そして、今日。増え続ける失業率とともに、ホームレスの数はさらに増えてゆく。 今日において、その数を一人残らず把握するものなど、誰一人としていない。確実に。 彼らの生活スタイルも多種多様にわたる。 深夜をうろつき夜を過ごすもの。階段の裏の闇で死んだように眠る者。公園で仲間と気ままにテント生活を営むもの。 そう、ホームレスの数だけ、その生活スタイルは存在するのだ。