ある夜、トイレから居間に戻ってきた時のことだ。 いつもなら、妻がTVを見ているか、15になる娘がソファーに寝転がり漫画を読んでいるのだが、 出掛けているらしい。 そこには、ちょこんと翼が座っているだけだった。 ふと、私は、誰もいないときのフェアリアスというものを見てみたくなった。 AIBOやアシモといった受動的な反応しかできないロボットの発展であるフェアリアス。 それが、外からの刺激を受けていないとき、どういう様子なのか、見てみたかった。 私は、居間のドアに隠れた。