2003/06/13 (金) 15:27:38        [mirai]
次の週の日曜日、わたしは翼と一緒に『鉄腕アトム』を見ていた。
翼は、私の膝に頭をのせて、猫のようにくるんと丸くなって寝転がっている。
「アトムって、かわいそうだよね。人間と同じ心を持ってるのに、
体はぜんぜん違うんだよ」
画面に目を向けたまま、翼が言った。
「どうした?急にセンチになって。」
すると、彼女は急に、私のほうを向いた。笑顔だった
「あたし、次に生まれてくるときも、お父さんの娘でいたいな。」
そういうと、翼はうとうとと眠りについた。



彼女が目を覚ますことは無かった。庭に埋めてやった。墓石はない。