雨上がり決死隊のアメトークでの江頭２：５０の扱いに数年ぶりにテレビの前でマ
ジギレ。追い込まれて困りに困ると面白さを倍増させるエガちゃんの特性を引き出
そうというのか、まずは番組冒頭でディレクターが江頭の楽屋を訪ねペラッペラの
紙切れ（台本）をペラッと渡し「雨上がりの二人がスタジオ入ります。そしたら江
頭さん呼び込みますから、後はフリートークで。」とだけ告げる様子を隠し撮る。
完全フリーなのに脱いだり踊ったりだけはナシと言われて自分がゲストに呼ばれた
意味を見出せず困惑する江頭、楽屋風景を撮るのは確かに反則だがまだそこまでは
面白いの範疇。しかしトークに入ってからというもの、雨が江頭を困惑させて追い
込むために、わざと江頭のトークを拾わなかったり、江頭の話のオチを最初に言っ
てしまったりする。これも言ってみれば構成通り台本通りなんだが、とにかくシュ
ートの臭いが漂ってくる。返答に困った江頭がせっかく面白く壊れてきても「座っ
て下さい。トーク番組ですから。芸人の方ですよね？　面白い話お願いします」と
いうカンジで、明らかに壊れているところを引き出す意図はなく、ただ単に困らせ
てやろうという対戦相手に対する愛情の無さを感じた。