2003/06/18 (水) 03:34:22 ◆ ▼ ◇ [mirai]い込まれて困惑する姿が「面白い」江頭を視聴者に見せて「笑ってもらおう」とい
う可愛らしい意図ではなく、追い込まれて困惑する姿や半裸ダンスでしか笑いの取
れないヨゴレを「笑い者にしてやろう」という冷たい悪意しかそこには感じられな
かった。完膚無きまでトークを潰され「だれも味方はいないのか!?」と力無く叫
ぶ江頭の嘆きは本物だった。そして最後には江頭が客席に突っ込んで(ここだけ見
ればいつも通りの江頭っぽいオチ)番組は終了するのだが、いつもなら脱がないパ
ンツまで脱いでしまっている。本気で番組をぶち壊して放送禁止に持ち込もうとい
うささやかな抵抗も虚しく、ADに本気で羽交い締められながら江頭は退場する。
クスリともせずシメの言葉もなく番組を終わらせる雨上がりに本気で腹が立った。
江頭登場の際に満面の笑みだった客席の女の子達の顔に、番組の最後には全員引き
つり強張った半笑いが貼りついていたのがその日の出来事の全てを物語っていた。
しかし、自ずから構造的に虚を孕むプロレスの嘘が綻んだ瞬間の輝きは是とする俺
が、こうしてお笑いの中で堂々と行われたイビツさには耐えられないのは……