>  2003/06/18 (水) 15:01:16        [mirai]
> > ガーラって何よ?
> たぶんこれ
> http://www.zdnet.co.jp/eweek/0012/11/00121103.html

〈この秋:2〉煽る――ネットに流れる悪意
悪意を探し出すことが、清水正己さん(26)の仕事の一つだ。

企業や個人を相手に、インターネットに関連する様々なサービスを提供してい
る東京都渋谷区の企業ガーラで、「辞書チーム」に身を置く。

チームは5人。犯罪につながる言葉やわいせつな表現、差別用語などを集め
て、「不適切用語集」として会社のコンピューターに登録しておく。顧客企業
のホームページに送りつけられる不穏な書き込みを見つけ出し、はじき返すた
めのキーワードにする。

9月、ネット上の「出会い系サイト」をのぞいてみた。用語集に収録する新た
な言葉を探した。

男性から発信されたと見られる匿名のメッセージ。

「2諭吉で¥させてくれる子いない?」

「諭吉」は福沢諭吉の1万円を指すと、清水さんは知っていた。「¥」は「援
助交際」を表す記号だと、ピンときた。サイトの管理者に削除されないよう、
露骨な表現を避けたメッセージだった。清水さんは「見てよ見てよ」と周りの
仲間にも画面を見せた。

清水さんたちは、ネット上の情報交換の場「掲示板」でも、用語集に収録する
言葉を拾う。

とりわけ、過激な言葉が飛び交う「2*ゃんねる」の中の掲示板には、誹謗
(ひぼう)中傷があふれている。「市んじまえ」という書き込みも9月に見つ
けた。

「死んじまえ」や「志んじまえ」はすでに用語集に入れてあったが、「市んじ
まえ」は初めて出てきた。

辞書チームは9月末、「¥」や「市んじまえ」など300語を、用語集に加え
た。

ガーラは昨年1月、このシステムの運用を始めた。大手通信業者など二十数社
が採り入れている。規制を強めすぎると、顧客のホームページに書き込む人が
減ってしまうかもしれない。しかし、不適切用語は次々に生まれてくる。500語ほどで始まった用語集は、年内に1万語に達する勢いだ。

清水さんは「いたちごっこで、むなしくなることがある」と言う。

参考:2003/06/18(水)15時00分13秒