三浦、井川の先発で始まった洋神戦は、なんとか連敗を止めようと大洋選手の積極
果敢な走塁が各所に炸裂！４万の観衆が集まった甲子園球場をおおいに沸かせるこ
ととなった。先発三浦の凄まじい気迫が好調阪神打線をアリアス、金本のソロ２本
に封じ込めると、三浦の好投に応えたい打線も、久々に打棒復活。初回、復調気配
の鈴木尚の先制タイムリーの後、５回、三浦のヒットを皮切りに４連続安打などで
２点。追加点の欲しい終盤の８回にも、４連続安打を含め５安打集中で貴重な１点
をもぎ取った。よくよく考えれば、５安打で１点とは計算が合わないものの、開幕
戦以来の対阪神戦勝利が目前に迫った球団とそのファンにはどうでも良い事であっ
た。９回裏、勝ちを焦った三浦が、無死１，３塁とした所で降板。惜しくも完投勝
利はならなかったが、火の玉ストッパーデニーが三浦の気迫を引き継ぎ、一発のあ
るアリアスを死球で屠ると、見事矢野を最後のバッターとして退けた。