2003/06/29 (日) 12:50:55        [mirai]
29日開幕する第44回宝塚記念の土曜前売りで<5>枠(10)番
    ヒシミラクルの単勝を1222万円も買った男性がいたことが分かった。
    この大口投票でミラクルの単勝は一時、1.7倍。最終的には
    昨年の年度代表馬でファン投票1位の(5)シンボリクリスエスがトップに立った。

    その中年男性が東京・港区のウインズ新橋に姿を見せたのは、
    28日午前10時55分ごろ。高額払い戻し窓口に
    安田記念の的中馬券を差し出すと、計算機の金額表示は1222万円余。

    すると、男性は大金に直接手を触れず、「(10)番ヒシミラクルの単勝を
    全部買ってくれ」と売り場の女性に伝えた。昨年の菊花賞を10番人気、
    今春の天皇賞を7番人気と、低評価でGI2勝した芦毛の4歳馬だ。

    男性が記入したマークカードを受け取ったJRA職員らは、自動券売機を通して発券。
    券面の上限が50万円のため、24枚以上の馬券が男性に手渡された。

    前日発売開始から約2時間後の大口投票で、ミラクルの単勝は1.7倍の1番人気に跳ね上がった。
    午後になっても1番人気のままで、午後3時過ぎにクリスエスがトップに立った。
    土曜前売りの最終オッズは、この大口投票があり、クリスエスの2.8倍に次いで4.3倍の2番人気。
    ミラクルの単勝は土曜だけで1636万4100円売れ、そのうち74.6%が中年男性の購入分だ。

    JRA関係者によると、男性は特に金持ちという雰囲気ではなかったという。
    果たして、1220万円余りがさらに大きく転がるのか、それとも夢と消えるのか-。
結果は29日午後3時40分過ぎに明らかになる。