「ミノフスキー粒子は電磁波と赤外線の他に赤外線を吸収する作用を持つ。 ミノフスキー粒子の濃度が上がるほど、その妨害作用は顕著となり、 高濃度で散布された空間では、赤外線のみならず可視光線の赤色領域にまで影響が及ぶ。 そのために赤色は見えにくくなる(黒く見える)現象が発生する。 なんと、シャア・ピンクは"ミノフスキー粒子下で見えにくくなる"よう調整された色だったのだ。 シャア・ピンクで塗られたMSがミノフスキー粒子が薄い宙域から 濃い宙域へ駆け抜けてゆくと、その機体は明るいピンクから暗赤色、黒へと変貌する。 これに複雑な回避パターンが組み合わせると、突如機体が消えうせたように見えるのだ。 (前後略)」 『ガンダム戦記』(アスペクト)より抜粋