[ 恨みのはらし方 ] 国境をはさんで、仲の悪いアメリカ人とカナダ人が住んでいました。 ある日カナダ人が外に出てみると、自分のニワトリが、アメリカ人の家の庭で卵を産 んでいます。そこへちょうど出てきたアメリカ人は、卵を持ち去ろうとしました。 「待て!その卵はうちのニワトリが産んだんだからうちのものだ!」 「フン!うちの庭で産んだんだから卵はうちのものだ!」 らちがあかないので、カナダ人は提案しました。 「俺の国ではこういうとき、決闘をする。股間をけり上げて、早く立ち直った方が勝 ちという決闘だ」 「いいだろう。それなら決着がつく。望むところだ!」 「じゃあまず俺から行くぞ」 カナダ人は一番重いブーツをはき、助走をつけてアメリカ人の股間を思いっきりけり 上げます! 「うっ…、うう…」 くずれ落ちたアメリカ人はもだえ苦しみ、30分たってようやく起き上がりました。 「う…。じゃあ今度は俺の番だ!行くぞ!!」 するとカナダ人は、 「俺の負けだ。卵は持って行け