慌てた天孫は、巫女を呼び占いをしました。巫女は、 「この場所には、騙された神の恨みが篭っている。彼らに城を返し、立ち去れ」 と言って、息を引き取ったそうです。 怯えた天孫は、国津神達の遺骸を丘に奉り、この土地から逃げたました。 以来、この『神社』は聖域となり、火を禁じ、伐採も禁じられました。 それでも、平野の中の丘ですから、城を建てようとする者が後を絶たなかったそうです。 彼らは次々と死んで行き、時代を超えて聖域となっていきました。