教職員向けに野田正彰・京都女子大教授(比較文化精神医学)の講演を予定していた 広島県立日彰館高校(吉舎町、末信丈夫校長)が、 同県尾道市の民間人校長自殺の調査にかかわっているのを理由に、同氏に講演中止を 申し入れたことが8日、分かった。 野田氏によると、6月ごろ、学校側から「生徒の意欲をいかに引き出すか」をテーマに 精神病理学の視点から講演してほしいと要請があり了承した。 ところが今月5日、校長が電話で「尾道の小学校長の自殺問題で話題になっている 人だから、講師を替えるよう県教委から言われた」と一方的に講演中止を告げた。