補助金流用 東大・堤教授を聴取 警視庁、詐欺など立件検討 国の補助金流用問題で停職一カ月の懲戒処分を 受けた東大医学部産婦人科の堤治教授(五三)が 、補助金流用のほか、寄付団体への虚偽報告など 複数の疑惑に絡み、警視庁捜査二課から 任意の事情聴取を受けていたことが十六日 、分かった。堤教授は一連の疑惑について 犯意を否認したもようだ。捜査二課は 堤教授の研究室や寄付団体の関係者からも 事情を聴くなど捜査を進めており、 今後、東京地検と協議のうえで、 詐欺や補助金適正化法違反容疑での 立件の可否について判断を下すとみられる。