アマチュア無線機がアマチュア業務以外に使用できないこと、業務用の無
線は特殊な免許や認可申請が必要なことをうけて、「特定省電力無線機」と
いう誰でも免許が無くても使える無線機「トランシーバー」が登場しまし
た。
　スキーなどのレジャー場所でのグループ内の連絡など個人用途、また駐車
場の係員連絡や店舗内での業務連絡など、使用目的を限ることなく誰でも免
許取得や書類申請の必要無く利用できるのが特定小電力無線機です。


　また、規制が厳しい業務用無線でも、申請手続きの簡略化が行われたりし
てイベント業務などで利用しやすい簡易無線が大幅に導入されています。



　このように、無線の世界では厳密に法律や法令によって使用目的・使用区
分が決められていますので、彼はコミケスタッフのアマチュア無線機の使用
区分逸脱を問題視されています。


　しかしながら、業務用無線を導入しているコミケット準備会がイベント団
体としてスタッフにアマチュア無線機を貸与して、アマチュア無線の周波数
で業務通信を行わせているとは考えにくいです。
　スタッフ個人がアマチュア無線機をグループの通信用に使用していると推
測するのが妥当かと思われます。

　その個人が無免許で電波法を知らずに使用しているのか、免許を持ったア
マチュア無線家が違法を知りながら運用しているのかは本人に聞いてみるし
かありません。
　録音テープなどを所定の手続きを踏んで管轄の役所に提出して調査しても
らうべきではあると思います。