アマレスの強さを確認した引木は後輩(?)をつれて、選手控え室へ向かう。 ウォームアップをするでもなく、1人しずかに正座をして目を閉じる男がいた。 手に盛り上がった拳ダコを持つ男だった。 若くはなかった。髪は白と黒がまじり灰色にみえる。 初老とも言える年齢かもしれない。 今大会の参加者では最高年齢ではないだろうか。 「神山さん」 引木が声をかける。 そう、この男こそ次の試合を控える伝統派空手・神山徹であった。 ガビーン! 老いてるッ! お手元の餓狼伝10巻73話か13巻110話をご確認ください。 どうみても10歳か20歳分は歳をとった。 この短期間でいったいなにがあったというのだ。 バキSAGAでもよんでショックを受けたのだろうか。 とにかく、正座をしずぎて足をしびれさせている(自己申告なのでブラフの可能性アリ)のが伝統派空手の象徴といわれる神山徹である。 「見せてくれるんですね神山さん」 「直接打撃(フルコンタクト)カラテへの復讐劇ッッッ」