2003/09/14 (日) 14:03:40        [mirai]
ジャラジャラ…。白雪の腹の中で無数のプラスチック球が踊る。
肛門の蕾が一瞬膨らみ、一つの玉が産声を上げる。コロンッ。
「赤玉・・・7等、ティッシュでぃすの。」
今年も人間福引き器として、
町内会にバイトとして雇われた(時給650円・玉一つ出す毎に1円の特別手当有)白雪。
耳元に仕込まれたレシーバーの指示に従い、どのタイミングで何等の玉をひり出すのかを
自在にコントロールできる能力を買われての事だった。
だが、一昨年の福引きキャンペーン期間中には、白雪が下痢だったため、
6等の茶色玉しか出ず、去年は持病の切れ痔が再発して、7等の赤玉しか出ないというハプニングがあった。
その点、今年は、白雪の体調管理に関しては万全を期している。
「おい、次は県会議員の徳丸先生だ。わかってるな。特賞だよ。金、頼んだぞ。金だぞ。」
町内会長の指示がレシーバーに入る。ジャラジャラ…。
「のにぃ――っ!! で、出るっ、ハワイ旅行、出ちゃうでぃすの――っ!!」
グボオォンッ!!ブリョブリョブリョ――――ッ!!!
地元の名士の顔面に降り注ぐ少女の見事なまでの黄金!!!
徳丸議員が特殊な趣味を持っていなかったなら、白雪の命は無くなっていた所だ。