カースト制度は法律上は確か無くなったと教科書で習ったと思うのだが、 信仰に基づいたものなので、実際の社会では、ちっとも無くなってはいない。 物乞いのカーストの者は、仕事にも就けない。というより、物乞いが商売なのである。 なので、小さいうちに子供の手足を切ってしまい、物乞いの種にする、 ということもままあると聞く。 実はこういう事を、私は詳しく知らなくて、施しなどはついぞせずに帰ってきたのだが、 少しでもやって来ればよかったのだろうか、とあとあと考えてしまったりした。 余談だが、違うカーストだと結婚も出来ないので 結婚相手がなかなか見つからない場合、新聞広告で 同じカーストの相手を求む、なんてのを出したりもするそうだ。