米軍、ベトナムソンミ村虐殺事件 「逃がすな、皆殺しにしろ」米軍、南ベトナムソンミ村で無抵抗の村民を虐殺 南ベトナム中部沿岸のクアンガイ省ソンミ村ミライ地区で、アメリカ陸軍 バーガー機動部隊のウィリアム・カリー率いる小隊が、無抵抗の村民500名 を虐殺した。 この日の朝、同中隊がヘリコプターでソンミ村に到着。南ベトナム解放戦線 のゲリラを探し出して、撃滅するのが目的だったが、村にいたのは子どもや老 人、婦女子だけで、村民たちは朝食の準備をしていた。 しかし、カリー中尉は、これらの人々を村の広場に集め、「逃がすな、皆殺 しにしろ」と命令し、いっせいに銃撃をはじめた。村民たちは手を合わせて、 「ノー、ノー」と助けをこうたが、アメリカ兵に撃ち殺され、母親達は子ども をかばって身を丸めたまま射殺された。