2003/10/02 (木) 03:56:25        [mirai]
オートマチックトランスミッション
オートマチックトランスミッションは、現在さまざまなものが流通している
が、依然主流は通称トルコンと呼ばれる、トルクコンバータと遊星歯車を使用
したものだろう。
トルクコンバータは流体継手(フルードカップリング)の一種で、ステータと
言う部品によりATフルードの流れを変え、ポンプインペラにぶつけることに
よりトルク増倍作用を行う。なお、タービンランナの回転速度が高くなると、
ステータは抵抗となり効率が低下するので、ワンウェイクラッチにより空転す
るようになる。このポイントをクラッチポイントと言う。クラッチポイントを
超えるとトルク増倍作用が無く、フルードカップリングとして作用する。
トルクコンバータは、それのみでは、2倍から3倍のトルクしか得られず、ま
たバックギヤも必要なため、補助変速機と組み合わせて使用する場合がほとん
どとなっている。この補助変速機に遊星歯車が使用されている。遊星歯車など
を操作するのは油圧式のバンドブレーキやクラッチだが、変速ポイントなど細
かい制御を電子制御としたものが現在主流になっている。

(゚Д 。)??