2003/10/24 (金) 15:15:15        [mirai]
祁答院町議長、少女触る 「怖い思いさせた」と辞意 一人暮らしを夜訪問

 祁答院町議会の安田文仁議長(55)は23日、「夜間に1人暮らしの少女宅を
 訪れ、肩に触るなどして怖い思いをさせた」として、議長職を辞任する意向を
 固めた。「一身上の都合」を理由に同日、赤塚健一副議長(72)に口頭で伝えた。

 安田議長は南日本新聞社の取材に、「結果として少女を怖がらせることに
 なり、家族に対して精神的苦痛を与えた。議長を辞職して責任をとりたい」と
 話した。議員辞職については「今のところ考えていない。支持者らと相談して
 今後の対応を決める」としている。

 安田議長によると、9月末の夜、未成年と知りながら、県内の1人暮らしの
 少女を訪ねた。少女の手を握りながら世間話をし、肩に手を回した。少女は
 安田議長が帰った後、「怖かった」と泣きながら実家に電話した。

 当日、安田議長は夕方から祁答院町内であった畜産共進会の反省会に出席。
 酒を飲まずに途中退席し、自分の車で少女宅へ向かったという。
 県警は同様の事実を把握しており、安田議長が少女に強引に触れたかどうか
 について、関係者から事情を聴く。
 安田議長は「決してわいせつ目的ではないが、誤解を招く事態になり軽率
 だった。有権者に申し訳ない」と話した。少女の家族との間では既に示談が
 成立している。