■平安時代以前 大和朝廷が征服した国の人々が奴隷として大和国家のために働かされた。 身分差別はすでに存在した。 有名なのは“隼人”。九州あたりからつれてこられて都の寺などの警護の仕事をさせられた。 隼人は“犬のような鳴き声”でお互いに合図を送っていたので “犬神人(いぬじにん)”と呼ばれるようになった。 現在でも宮中(天皇家のことね)の行事のひとつに、警護の者が犬のような叫び声を あげるという儀式がおこなわれているようである。 一般に部落差別の用語として“犬”という単語が出てくるのは、 このような歴史的背景ががあるからだと思われる。 ただ、平安時代以前は、奴隷的な職業差別はあったが、現在のようなドロドロとした 差別意識は存在してはいなかった。 差別的な階級から、一般人になる人たちも多かったようである。