2003/11/07 (金) 17:54:44        [mirai]
 教育勅語(口語訳)
 私は、私達の祖先が、遠大な理想のもとに、道義国家の実現をめざして、日本の国を
おはじめになったものと信じます。そして、国民は忠孝両全の道を完うして、全国民が
心を合わせて努力した結果、今日に至るまで、美事な成果をあげて参りましたことは、
もとより日本のすぐれた国柄の賜物といわねばなりませんが、私は教育の根本もまた、
道義立国の達成にあると信じます。
 国民の皆さんは、子は親に孝養をつくし、兄弟、姉妹はたがいに力を合わせて助け合
い、夫婦は仲むつまじく解け合い、友人は胸襟を開いて信じあい、そして自分の言動を
つつしみ、すべての人々に愛の手をさしのべ、学問を怠らず、職業に専念し、知識を養
い、人格をみがき、さらに進んで、社会公共のために貢献し、また法律や、秩序を守る
ことは勿論のこと、非常事態の発生の場合は、真心を捧げて、国の平和と、安全に奉仕
しなければなりません。そして、これらのことは、善良な国民としての当然のつとめである
ばかりでなく、また、私達の祖先が、今日まで身をもって示し残された伝統的美風を、更
にいっそう明らかにすることでもあります。
 このような国民の歩むべき道は、祖先の教訓として、私達子孫の守らなければならない
ところであると共に、このおしえは、昔も今も変わらぬ正しい道であり、また日本ばかりで
なく、外国で行っても、まちがいのない道でありますから、私もまた国民の皆さんとともに、
父祖の教えを胸に抱いて、立派な日本人となるように、心から念願するものであります。