2003/11/16 (日) 09:59:33 ◆ ▼ ◇ [mirai]IQ140以上は無能!?
意外に思われるかもしれませんが、IQ140を境にして、そこから上は
急に凡庸化するそうです。
これは欧米で英才教育の問題点として浮上し、追跡調査が行なわれた結
果、導かれた1つの結論です。日本でも様々な言い方がありますが、『かつ
ての神童、今凡人』という言葉に代表される問題です。
まず、過去のノーベル賞の受賞者には、IQが140を超える人は(判明
している範囲内で)1人もいません。著名作家、国際的に評価される政治
家、成功した企業家。これらについても、不思議とIQ140を境にして、
そこから上はほとんどいなかったそうです。高級官僚も同じで、国民に公務員の解雇権のある国ほど、解雇権の行使の強さにしたがってIQ140を超
える官僚は少なくなります。
さて、どうしてこのような現象が生まれるのでしょう?
まず断わっておかなくてはならないのは、IQは頭の良さではなく、同時
に処理できる情報量の多さにすぎません。それが他人よりも優れている分、
別の何かを失っている可能性が高くなります。
まず失われやすいのが応用力です。学習能力は高いものの独創性がなくな
り、物事を四角四面の杓子定規にしか考えない人がいます。中には病的なほ
ど伝統や風習に執着する人もいます。
次に失われやすいモノのとして、想像力が挙げられます。「頭が良いんだ
から、考えられるだろ」と言いたくなりますが、実際には自分の見たり聞い
たり勉強した範囲でしか物事を考えられません。よく政治家や官僚、学者
が、適当な理屈をこね廻している場面があります。彼らは自分では一生懸命
に考えているツモリですが、実は与えられた知識の中でぐるぐる廻っている
にすぎません。その範囲の中に答えがあれば彼らは優秀ですが、そうでない
場合はいつまでも考え続けることになります。当然、この想像力のなさは、
対人関係でも表面化します。相手の立場で考えられないため、無責任な発言
を繰り返します。中には善悪の判断を、組織の中でしか考えられない人もい
ます。
良く国会の答弁で、官僚が「何が悪いのかわからない」という発言をする
ことが多々あります。文章の読解力はあっても、その背景まで考えが及ばな
い。「A君はなぜ貧乏か」という質問に「お金がないから」としか答えられ
ない。そんな思考力の弱さも、想像力の欠如に起因していると思います。
天はニ物を与えず。でも、知能の犠牲になったのが、人間性でないことを
望みたいですね。