4割が留学生、就学生 東京都内で摘発の刑法犯 東京都内で1―9月に摘発された刑法犯のうち、外国人の留学生・就学生らの 占める割合が、4割を超えたことが17日、警視庁のまとめで分かった。 警視庁は、初めから学習を目的としない留学生らを日本に誘導するブローカー の存在などが背景にあるとみており、盛り場での取り締まりを強化している。 警視庁組織犯罪対策一課によると、刑法犯に占める留学生・就学生らの割合は、 1999年には年間で28・7%だった。今年は9月末で1672人のうち72 0人で43・0%を占めた。年末にかけてさらに増加し、1000人台に上る可 能性もあるとみている。 事態を重く見た警視庁は、9月中旬からの2カ月間に新宿・歌舞伎町や渋谷、 池袋など盛り場の風俗店や街頭で集中的に取り締まりを実施。資格外活動や不法 残留などで424人を摘発した。このうち43人が、中国などからの留学生・就 学生らだった。