2003/11/23 (日) 04:42:17        [mirai]
『か、片桐さん…。
「あ、ソ、ソーリー。待った?
 ごめんなさい。
 こんな所に呼び出したりして。
『別に、いいよ。
 何の用?
「あの、
 一つ聞きたいんだけど…。
 大雑把な性格の女の子は、嫌い?
『いや、好きだけど…。
 それだけ?
「ウェイト、ちょっと待って。
 本当の用は、これからなの。
 どうしても、
 あなたに言いたいことがあって…。
 私ってね、
 誰とでもすぐ仲良く話をするから、
 そうは見えなかったかも
 しれないんだけど…。
 あなたと話をしているときが、
 一番リラックスしていられたの。
 今になって、
 それに、やっと気が付いて、
 このまま卒業して、あなたに会えなく
 なるかもしれないと思ったら、
 途端に悲しくなってきて、
 私、どうしたらいいのか、
 わからなくなって…。             <クスン…>
 私ね、いい加減な性格だけど、
 この事だけは真剣に考えたの。
 それで決心したの。
 女の子から言うのは、
 すごく、恥ずかしいんだけど。
 私の、本当の気持ちを、聞いて欲しい…。
 聞いてくれるだけでいいの。
『………。

「アイミスユー。
 あなたがいないと、寂しくて…。

 だから、だから私と…。
『さっき、好きだって
 言ったでしょう。
「えっ?
 アンビリーバブル。信じられない…。  <ア、ア、ア、アンビリーバブル。信じられない…>
『それって実は、
 片桐さんの事なんだ。
「‥‥‥‥。              <Oh my godness I can't believe it!>(*)
 本当に…?
『こんな時に
 冗談なんて言えないよ。
「アンビリーバブル。信じられない…。  <ア、ア、ア、アンビリーバブル。信じられない…>
 生まれてから、今日が一番幸せよ。
 アイネバーフォゲット。
 私、一生忘れない。

フイタ