2003/12/07 (日) 23:29:19        [mirai]
 沖縄県内の女子学生ら14人が7日夜、具志川市のハンセン病元患者、金城幸子さん(62)方を訪れ
、4人が一緒に入浴を楽しんだ。元患者に対する熊本県のホテルの宿泊拒否問題に驚き、「私たちと隔たり
がないことをアピールしたい」と企画した。

 沖縄国際大1年の祖堅(そけん)加奈枝さん(19)らで、高校時代から名護市の国立ハンセン病療養所
「沖縄愛楽園」の入所者と交流してきた。4人の学生らと入浴した金城さんは「背中を流してもらい、夢の
よう。うれしくて涙が止まらなかった。裁判で勝っても十分に理解されていないのではと気になっていた。
この問題を機にもっと理解が深まってほしい」と感激していた。

 専門学校生の安里綾乃さん(18)は「友人と風呂に入るのと同じ感覚で楽しめた。今度はもっと大勢の
元患者と温泉に行きたい」と話していた。

 祖堅さんらは1日から学内や街頭で宿泊拒否問題に抗議する署名を集めており、ホテル側に送付する。