ちぎれた空の波間からこぼれ差す光の道しるべ近づいてゆく静寂に和らいだ縁取りが燃えてる昔見た聖書のページを思い出すとあなたが笑った この目さえ光を知らなければ見なくていいものがあったよ体があなたを知らなければ引きずる思い出もなかった 六限を奏でる指は私だけ守るには幼く口づけは花びらに埋もれ砂をかむようにベルが鳴る 踊り子は悲しみをまといつぶれた足なめては歌った この目さえ光を死ななければ見なくていいものがあったよ体があなたを知らなければ引きずる思い出もなかった 光舞う届かない海で溢れる夜にあなたが見えるよ 小鳥が声を殺していればあのとき翼がおれてたらあなたが私を抱いていたら今でも解け合っていられた この目さえ光を知らなければ見なくていいものがあった世からだがあなたを知らなければ引きずる思い出もなかった