嫌味だと思うかも知れないけど、そんなつもりではないから聞いてください。
良い大学って言うけど、良い大学はメンヘラーには辛い。周りはプライドが
高い人ばっかだし、自分を「人生の勝ち組」と言って憚らない。
上場企業の幹部候補採用や高級官僚、政治家、企業家を狙う野心家が多かったりする。
一年生のうちから司法や会計士の勉強を始めてる人も多く、Wスクールに
通い毎日が充実しているみたい。そういう人は、私のようにウジウジしている
人間を見ると「低脳、駄目人間、だらしない、落伍者、堕落者・・」と
思うらしい。こんなガツガツとした野心家の中に居ると息が詰まりそうに
なる。語学の授業では前に出て、プレゼンをやらされたりするんだけど
皆は堂々とこなして「将来、プレゼン力は就職してからも必要だから」
と宣まう。私と言えば、順番を待っている時から脈が速くなり、心音
が周りに聞こえてしまうのではないかと思う位、高まる。
頭が真っ白になり、気が遠くなる。体中の毛穴から冷や汗が吹き出る。
いざ、自分の番になっても声がまったくでない。10秒ほどして
出た声は自分でも情けなくなるくらいに震え、怯えている。
そんな自分に嫌悪感が増し、オドオドしている自分が周りに与える
心象の悪さを思うと、更に緊張感が増し声が上ずる。
この悪循環。教官も「こいつは駄目人間だ」という顔をして
大きなため息をつく。入学してから直ぐにこんなことがあった。
こんな大学では自分は、、。