憲法のために、日本の骨なしにした憲法に從つてきた、といふことを知らないんだ。 諸君のなかに、一人でも俺といつしょに起つ奴はいなのか。 一人もゐないんだな。 よし、武といふものはだ、刀といふものはなんだ。 …それでも男かあつ。 それでも武士かあつ。 それでも武士かあつ。 まだ諸君は、憲法改正のために立ち上がらないといふことに、みきはめがつゐた。 これで、俺は自衞隊に對する夢はなくなつたんだ。 それではここで、オレは、天皇陛下萬歳を呼ぶ。 天皇陛下、萬歳!萬歳!萬歳!