> 人間のよるべない一生を心静に想ってみれば、 > まことにはかなく、 > 生から死まですべては幻のようなものである。 > 人が一万年の寿命を生きたということは聞いたことがない。 > いま誰が百年も生きることができようか。 > 命の終わりを迎えるのは、 > われが先か人が先か、 > 今日か明日か。 > 先に死ぬ人も生き残る人も、 > 草木の根もとの滴や葉先の露のように、 > 生死の別れ目は予想もつかない。 > だから、朝には元気でいきいきした顔であっても、 > 夕べには死んでしまって白骨と化してしまうかもしれない。 > ひとたび無常の風が吹いて、 > 息絶えれば、 > 桃のように血色のいい顔もたちまち色を失う。 > そのときになって親族のものが嘆き悲しんでも甲斐がない。 > 夜半に荼毘にふせば白骨のみが残る。 > 悲しいことこのうえない。 > 人の世は老少不定。あなかしこあなかしこ。 はだしのゲンか(;´Д`) 参考:2003/12/23(火)04時35分04秒